事業組織と人を考える…「知性経営」

知性を持ったから人類は生き延びた。title=知性を持ったから人類は生き延びた。
人を動かす方法は、ロジックでも無く感情でも無く、知性であらねば成らない。
 
組織と人の話である、すべての経営者さんの最大の悩みかもしれないし、
マーケティングにおける課題もで最大で一番難しい要素でもある。
どんなプランも施策も組織的に機能しなければ画餅となる。
「売れる」為には、その為の体制と、人及びそのスキルが必要になる。
しかしながら、組織と人はそう簡単に成らないと云うのが、あらゆる企業さんの悩みである。
 
そこで昨今流行なのが、行動経済学…人の感情面を取り込んだ考え方で、
「限定合理性」とか「プロスペクト理論」とか…感情を勘案したロジック(結局ロジックか!)なのだが、
明らかに自己矛盾がある。人間は感情の生き物としてロジック化するのは、やっぱり可笑しい。
特に組織運営に落とすと、そんなに簡単には行かない。
大体、人の感情をコントロールするなど出来るのか?と言う疑問は消え去る事は出来ない。
故に世の経営者・マネージャーの方は悩み続けるのだ・・・
 
確かに人は「ロジック」と「感情」の狭間で苦しむ。
しかし当方は、人には「ロジック」と「感情」とは別に「知性」と言う要素がある。
「知性」は「ロジック」と「感情」とは違う。
「知性」は「ロジック」の様に合理的では無い。
また「感情」を超えた部分だ・・・
「知性」と言う言葉を「哲学」と置き換えてもいい。
それもイデオロギーとかと言う縛られた考え方では無い。
 
自分は如何にあるべきか?ビジネスマンとして如何にあるべきか?
仕事は何か?会社とは何か?
と言う…信念に近い要素になるかも知れない。
この要素は、人間意外と素直になれるし、人を認める事も出来る。
環境や時代の変化にも対応が出来るし、何よりも常に考えると言う行為が必要となるし、
また自らの「知性」を認めてほしいと言う意識も湧く。
※学術によれば「知性」は後天的に発達するそうだ。
 
これを企業として共有する事が組織には非常に重要であると思う。
またマネージメントにも、この「知性」を活かす事をおススメする。
 
一緒に仕事をする[共働]と言うのは難しい。
もちろん利害も絡む…それでも一緒に仕事をする事には底流で「知性」を共有させるからこそ、
事業ビジョンや事業目標を共有する事が出来る。
その第一義が「仕事観」・・・相互のプロ意識があって、
初めて意識レベルが高まるので無いだろうか?
逆に言えば「生活観」は当然人それぞれ、だから、会社にあって「仕事観」は共有しなければならない。
そして「仕事観」は皆で創らねばならない。
経営者と言えども、組織の中ではひとつの構成要素に過ぎない。構造とはそう云うモノで、
その構造の中で経営者はリーダーとしての「仕事観」を一番考え、
組織に提示し、相互に創り上げると言う素直さも必要では無いかと思う。
だからこそリーダーと成りえる・・・それが組織およびリーダーと従業員の関係である。
 
業績や人間関係…会社には多くの問題があるが、
「知性」のみがそれを克服出来る唯一の要素だと思う。
残念ながらビジネススクールでは学べない要素だ。
 
マーケティング・プロデューサー
原テルキ